どうも、作家のサクライ(@sakurai_39_39)です!
今回は、フリーランスイラストレーターの単価アップのタイミング5つというテーマで書いていきたいと思います。
イラストレーターとして活動を始めてしばらくすると、恐らく誰もがぶち当たる壁ではないでしょうか。
- 単価アップしたいけど、していいのか悩む…
- 単価アップのタイミングがわからない…
こんなふうに悶々とするイラストレーターの方も少なくないはず。
単価というものは中々にデリケートな部分ですし、何を基準に決めたらいいのかわからない、という方も多いと思います。
私も単価を上げる前というのは、とっっても悩みます。
ですが、今までに何度か自身のイラストの単価をアップさせてきました。
今回は、その時の判断基準になったポイント5つをお話します。
- 単価アップに悩む方が、「こういう基準で考えたらいいのか」と気づける
- 自信をもって単価アップに臨めるようなヒントが得られる
- 頑張ったわりにこれだけ?と思った時
- 明らかに技術が上がったと感じる時
- 実績が増えてきた時
- 違和感を感じるクライアントが増えてきた時
- 自分が「単価を上げたい」と思った時
- 番外編:世間の経済状況に合わせる
- まとめ
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頑張ったわりにこれだけ?と思った時
まず1つめが、頑張ったわりにこれだけ?と思った時です。
依頼が立て込んで慌ただしい日々を過ごし、仕事に疲弊して、いざ仕事がひと段落した時に入金を見てみると絶望してしまうあなた…。
単価アップのタイミングです。
こちらはどういう状態かというと、労力と対価(制作料)が見合っていない状態です。
自身が単価に満足していれば、「いっぱい頑張ったから、いっぱい稼げた♪」となるものです。
「頑張ったわりにこれだけ?」という不満は、そう遠くない将来、必ず制作物やお取引の質の低下に繋がります。
(または、イラストレーターを続けられなくなります)
そうなってしまえば、自身のクリエイターとしての評判も下がりかねません。
そうならないためにも、「頑張ったわりにこれだけ?」という思いが出てきたら、早急に単価アップを検討しましょう。
明らかに技術が上がったと感じる時
2つめは、明らかに技術が上がったと感じる時です。
イラストレーターとして活動していると、初期の頃に比べて技術が向上したと気づくタイミングがあります。
例えば、
- 線を描くのが上達した
- 色選びが上手くなった
- 知識が増えた分、クライアントへ提案できることが増えた
等々ですね。
こういう場合は、単純に技術料アップとして、単価を上げていいタイミングです。
よりクオリティの高い制作物を納品できるようになったということなので、自信をもって単価アップしましょう♪
実績が増えてきた時
3つめは、実績が増えてきた時です。
初期の頃というのは、まずは実績を積むために低価格で案件を受注することもやむを得ない場合があります。
私も初期の頃の漫画制作は、1コマ1,000円とかで受注していました…。
きつかった~
その時期は、割り切って低価格での受注という手もありなのですが、実績が増えてきたら単価は上げましょう。
あくまで個人的な目安ですが、5件受注できたら少しアップ…という感じです。
少し実績が増えたら少しアップする、というのが初めの頃は抵抗も少なく上げやすかったです。
違和感を感じるクライアントが増えてきた時
4つめは、違和感を感じるクライアントが増えてきた時です。
こちらはかなり言葉選びが難しいのですが、例えば「無茶な要求をしてくる」、「対応に疑問を覚えるクライアント(連絡が極端に遅い等)」等ですね。
あくまで私の体感ですが、やはり良くも悪くも価格に見合ったクライアントが集まります。
私の経験でも、やはり安価で受注していた時は、完全にクライアント都合の要求をしてくる方や、やりとりをしていて「ん???」と違和感を感じるクライアントも少なくありませんでした。
普段あまりこういうことは話さないのですが、単価アップのタイミングがテーマなので、ぶっちゃけます。
「安価だから」と発注してくれていたクライアントは、単価アップをすることで離れていきます。
違和感を感じるクライアントが増えてきたと思ったら、単価アップのタイミングが来たとポジティブに捉えましょう。
自分が「単価を上げたい」と思った時
最後は、自分が「単価を上げたい」と思った時です。
何だかんだ言っても、やはり結局はこれです。
自分が「単価を上げたい」と思った時というのは、直感だったとしても大体正しいタイミングです。
なぜかと言うと、「単価を上げたい」と思った根底に、今まで紹介してきた4つが含まれていることが多いからです。
自分の中で、「実績が増えてきたから単価アップしたい」というように言語化できていないだけ、というイメージですね。
そこから「単価を上げたい理由」を深堀するのもいいですし、ただただ直感に従って単価アップさせてもいいわけです。
自分の気持ちに正直に従って単価をアップすることで、より一層がんばろう!と思えます。
フリーランスとして活動している以上、単価は自分で自由に決められるのがいいところです。
「単価を上げたい」と思った時は、間違いなく単価アップのタイミングですよ!
番外編:世間の経済状況に合わせる
こちらは、おまけというか番外編というか、頭の片隅にでもあれば…と思ったので少しだけ追加です。
今、電気代が上がったり食料品が値上げしたり、あらゆるものが値上げラッシュですよね。
今までと同じ生活をしているのに、ただ支出が増える…。
そんな時、収入が上がらなければ生活は困窮します。
ですので、そんな時は先にご紹介した5つがなくても、単価をアップさせていいんです。
私は在宅フリーランスなので、日中から家に引きこもり、電気をたくさん使って仕事をしています。
おかげで1月の電気料金は過去最高でした。
そんな時、「支出を減らすために、エアコンや部屋の照明をつけないようにして、電気代を節約しよう」なんてことをすれば、どうなるか?
部屋が寒くて手は動かないわ、暗くて集中できないわで仕事のペースも質もガタ落ちです。
それで制作物の質が下がっても、クライアントからしたら「知ったこっちゃない」話なのです。
自身が快適に仕事をするためにも、また、制作物の質を維持するためにも単価のアップは重要です。
単価のアップは、結局自分とクライアント、双方にとってメリットがあるということを忘れないでくださいね。
まとめ
以上、フリーランスイラストレーターの単価アップのタイミング5つについてでした。
5つのまとめは、以下の通りです。
- 頑張ったわりにこれだけ?と思った時
- 明らかに技術が上がったと感じる時
- 実績が増えてきた時
- 違和感を感じるクライアントが増えてきた時
- 自分が「単価を上げたい」と思った時
- 番外編:世間の経済状況に合わせる
上記のタイミングが、個人的に思う単価アップのタイミングです。
単価アップについて悩んでいる方の中には、自分の感覚や作品に対して自信がないという方も少なくないと思います。
だからこそ、単価アップをしてもいいのか?について悩んでしまうんですよね。
そんな方は、今回ご紹介した5つのタイミングを参考にしていただければ幸いです。
繰り返しになりますが、単価のアップは自身とクライアント双方のためになります。
今の単価に疑問を抱き始めたら、単価アップについて検討するようにしましょう◎
単価交渉をした時のお話もあるので、よければ以下からどうぞ!
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