こんにちは、サクライ(@sakurai_39_39)です。
今回は久しぶりに、透明水彩メイキングを公開したいと思います!
- 透明水彩を始めたばかり
- 塗り方がマンネリしてきたから、変化をつけたい…
そんな方へ、何かのヒントになれば嬉しいです。
ちなみに完成イラストはこちら!
①まずは線画を描いていきます
PCでのラフ作業が完了したら、ラフを印刷して水彩紙に描いていきます。
ちなみに今回のイラストは、中々しっくりくるイラストが描けず、ラフばかり量産して疲れていた時に「あ~なんも考えたくねえ~」と思いながら手を動かした結果、
あれ、なんかこの子かわいくね?
と突然しっくりきた子です。この感覚大事です。
ちなみに線画は、一回全体をサラッと描いた後に、更に線に強弱をつけていくイメージです。
線が交わっている箇所を太く描くのは、去年のメイキングから変わっていません。
こうすると線画に柔らかさが出る気がします。
②下塗り
下塗りは、ずっと変わらずブルー、イエロー、ピンクの3色を使っています。
先に水を敷いて、色を乗せていきます。
この時水分量が多いと、絵の具が浮いて発色がイマイチだったり、思わぬ所へ流れるので、一度水を敷いたら筆やティッシュなどで水を吸って調整して下さいね。
こんな感じになりました。
ちなみに下塗り3色の使い分けなんですが、
- 光が当たっている所……イエロー
- 肌に近い所……ピンク
- 奥側になっている所……ブルー
という感じで塗っています。
ただし、後から青で塗る箇所(セーラー服のスカートとか)は、敢えてピンクなどを使用して色に変化が出るようにしています。
さらにちなみに、肌には下塗りの色は乗せないようにしています。
肌にまで下塗りしてしまうと、下の色が透けて見えてしまうので綺麗に肌色が出てくれないんですよね…。
③人物塗り
下塗りができたら、次は人物を塗っていきます。
肌
まず、ジョーンブリヤンNo.1で影になりそうな部分全体(額、首、鼻など)と、頰を塗っていきます。
その後に頰にシェルピンクを乗せていきます。
この時、いきなり濃い色を乗せると頰の部分だけ浮いてしまうので、薄い色を塗り重ねていくイメージで塗っていきます。
指先や耳にもシェルピンクで赤みを出します。
こうすると、より少女感と血色感が出る気がします。
基本的に使用しているのはラベンダーとバーミリオンヒューの2色です。
ラベンダーを置く→バーミリオンで伸ばす
という具合です。
ちなみに、あまりにもラベンダーが目立ちすぎて顔色が悪そうに見える場合は、所々ジョーンブリヤンNo.2も使っています。
首の影部分の境界線の箇所のみ、オレンジも足しました。
全体に影をつけていく
ここもずっと変わらずの工程です。
上に塗る色が何色だろうが、まずはラベンダーで全体に影をつけていきます。
ラベンダーを置く→水で伸ばす
これをひたすら続けていきます。
一通り、ラベンダーで影を塗り終わりました。
全体的に淡い紫の影がついて、より透明感が出る気がします。(当社比)
ちなみにこの段階のイラストも好きです。
服の塗り&髪の塗り
次は服を塗っていきます。
水を敷いてから色を乗せたり、色を乗せてから水で伸ばしたり、他の色で伸ばしたり、好きに塗り進めます。
この時、適度に白抜きを作って塗っていくと水彩らしさが増す気がします。
セーラー服の白い部分は、先程塗った影のままです。
色が弱いと思う箇所に、再びラベンダーやブルー系で影を足すくらいで完了です。
一通り色を置き終わったら、先程塗った下地の影の上から、さらに色を足したい箇所に影を足していきます。
この時の影に使う色は、ベースで使用した色の水分量を減らしたもの、またはベースカラー+ブルー系の絵の具で影を塗ります。
今回は色素薄い系の茶髪少女なので、お気に入りのセピアで髪を塗りました。
セピアを置いて、毛先にかけてピンクやブルーで伸ばしていきます。
こうすると、より透明感が出る気がします。(当社比)
基本的にビビリなので、いきなり濃い色を置けません。
従って、何度も色を重ねていくことで仕上げています。
この方が失敗も少ないですし、淡い色が重なって軽やかな透明感も出るのでおすすめです。
なんだかまだ髪がボヤけている気がするので、普段は塗り込まない天使の輪っかを足しました。
グッと画面にメリハリが出た気がします。
そしてスカーフも気がついたら塗ってました。
スカーフのように赤色ベースの部分の影は、ベースで使った色+ブルー系の絵の具を混ぜたものを使用しています。
そんなこんなで完成です!
今回は人物のメイキングなので、ここまでです。
あとは背景に空や花を塗り足していくだけなので、特に書くこともありません…。