どうも、サクライ(@sakurai_39_39)です!
いつもありがとうございます!
今回は、和服の塗り方について、私流の塗り方をまとめていきたいと思います。
- 柄のある服の線画の描き方って?
- 生地の塗り方って?
などなど、「着物って複雑で、どう塗ればいいのかわからない」という方へ、この記事が和服の描き方の参考になれば嬉しいです。
完成イラスト▼
それでは早速参りましょう!
柄のある服の線画について
まず線画についてなのですが、私は柄も全てシャーペンで清書しています。
ただ、柄だけが目立ってしまわないようにやや薄めの色で清書しています。
(描いた後にねりけしで叩いて薄くしたり)
気分で色鉛筆で柄部分だけ線画を描いたりもしますが、基本的にはシャーペンで一つ一つなぞっています。
おすすめは0.5mmシャーペンよりも0.3mm
ちなみにシャーペンに関しては、絵柄や絵の雰囲気にもよるかとは思いますが、0.5mmのものよりも0.3mmの方がシャープで綺麗に見えるので、0.3mmがおすすめです。
あと、0.3mmの細いものの方が描きやすい…。
着物全体を下塗り
- 全体に水を敷く
- 肌に近い場所は、肌を塗るついでにはみ出しながら塗る
- イエロー系やブルー系を置いて、自然に広がるのを待つor水で伸ばしていく
今回ピンク系の着物にしたので、下塗りにはイエロー系やブルー系をメインに使用しました。
ちなみに肌には、ホルベイン 透明水彩絵具 ジョーンブリヤンNo.2 W032 5ml(2号)とホルベイン 透明水彩絵具 2号 (5ml) シェルピンクを使用。
服だけに限らず、光が当たっている所にイエロー系、光が当たっているのと反対側にブルー系を置くと奥行き感が出たりするのでオススメです。
ちなみにピンク系を使う時は、イエロー系とブルー系の間に塗るようにしています。
使用した色▼
柄を塗っていく
- 桜の柄部分に水を敷く
- 柄の中心部にポンポンと絵具を置いて、自然に広がるのを待つ
- 広がって乾いた後、境界ができていたら水でぼかす
着物の生地より先に、柄から塗っていきます。
イエロー系、オレンジを使用しました。
ちなみに、今回は後から着物の色を塗るので、柄を塗る時に水彩境界ができていると着物を塗った時に何かがおかしくなりそうなので、着物の柄を先に塗る時は周りをしっかりぼかすようにしています。
使用した色▼
ホルベイン 透明水彩絵具 ネイプルスイエロー W030 5ml(2号)
ホルベイン 透明水彩絵具 ブリリアントオレンジ W047 5ml(2号)
柄を塗っていく②
着物のメインの柄が塗れたら、次は小さな柄を塗っていきます。
絵具を置いて水で伸ばすor塗った後に水筆で絵具を吸い取ったり、滲ませたりする
使用した色▼
ホルベイン 透明水彩絵具 バーミリオンヒュー W019 5ml(2号)
ホルベイン 透明水彩絵具 カドミウムレッドパープル W017 5ml(2号)
着物の生地を塗っていく
- 柄部分を縁取るように水を敷く
- シェルピンクで絵具をポンポン置きながら色を塗っていく
- ライラックなど他の色も混ぜながら塗り進めていく
先ほど塗った柄を、綺麗に抜き取るような感覚で塗っていきます。
新しく使用した色▼
ホルベイン 透明水彩絵具 ブリリアントピンク W025 5ml(2号)
影塗り
- 着物の生地塗りで使用した色の水分量を減らしたもので、影を塗っていく
- 絵具を置いて水で伸ばすの繰り返し
帯を塗っていく
ラベンダー、ライラックなどを置いてから水で伸ばす
今回は帯の色が白色なので、下塗り+影塗りオンリーです。
若干ピンク系も使用してます。
新しく使用した色▼
こんな感じで、一通り塗れたら完成です\(^^)/
お疲れ様でした。
こちらのイラストのメイキング動画もあります
こちらのイラストの作業工程は動画でもまとめてあります。
動画の方が実際の動きもわかりやすいかと思いますので、ぜひこちらも参考にしていただければと思います。
和服の塗り方まとめ
以上、和服の塗り方について、塗り方をまとめてみました。
着物などの柄の入った服は、PCに取り込んだ後に加工しまくるので、着色段階ではそこまで綺麗に塗らなくても大丈夫だと思っています。
はみ出した場所や、色が気に入らないところなどはPCの加工で調整しましょう\(^^)/
透明水彩メイキングのおすすめ本
ちなみに私の愛読書のこちらの本、透明水彩を扱う上でかなり参考になるのでおすすめです。
透明水彩の色味本や、技法についてなど基礎的な情報も詰まってます\(^^)/
様々なイラストレーターさんたちの透明水彩メイキングが見られるので、自分に合う塗り方がきっと見つかるはず…!
最後に
それでは本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様すてきな創作ライフを~\(^^)/
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