年中透明感に憑りつかれているサクライ(@sakurai_39_39)です!
さて今回は、
透明感のある塗り方ができるようになりたい…。
透明感のある綺麗な絵を描くコツって何かある?
こんなふうに思っている方へ透明感UPの為の塗り方アレコレというテーマでお話していきたいと思います。
#TLを花でいっぱいにしよう
— サクライ🌸イラスト作家 (@sakurai_39_39) 2020年3月2日
すてきタグを見っけたので…
お花描くの大好きです。
たまに花言葉を調べてニヤニヤもしてます😌 pic.twitter.com/v4nAXnGqP1
ちなみに、透明感お化けの私はこんな絵を描いています。
透明水彩ユーザー歴たぶん5年くらいの私が、実際に行っている方法や透明感を出すのにおすすめのカラーなど、できるだけわかりやすくお話していこうと思います。
「透明感のある綺麗な塗りがしたいんじゃ!」という方は、是非ここでお話している内容を参考にしてみてください。
まずはじめに:透明感のある絵とは?
「透明感のある絵って何?」というところだと思うのですが、私の中の定義としては透き通っていて綺麗な絵という感じです。
クリアで明るく、紙の色や質感が感じ取れるような雰囲気ですね。
透明感UPの為の塗り方アレコレ
では早速、私が実践している透明感UPの為の塗り方アレコレについて解説していきます。
絵具の水分量を多くして、薄い色で一枚一枚色を重ねていく
一番意識しているのは、とにかく初めから濃い色を乗せないことです。
最初に濃い色を乗せてしまうと、後々明るく見せるのは難しいです。濃い色・暗い色での透明感の出し方もあるとは思うのですが、自分の絵のテイスト的には明るめの方がしっくりくるので、まずは明るい色を一色ずつ重ねていくイメージで塗っています。
ちなみに絵具の水分量については、大体ぜんぶの塗りに対してこんな感じです。▼
そういえば、イエローオーカーを肌や下塗りに使う時「かなり薄めてる」とよく言ってますが、このくらいの水分量です😌
— サクライ🌸イラスト作家 (@sakurai_39_39) 2020年2月29日
シャバシャバにして、実際の色味はこんな感じです👀
かなり薄い! pic.twitter.com/EqLLEC1T02
メリハリのある影をつくる
水彩というと、にじみやぼかしを活用した柔らかい雰囲気のイラストも素敵ですよね。
私も勿論、にじみやぼかしは多用しているのですが、一部分は敢えてにじませたりせずに、水彩境界を残したまま仕上げるようにしています。
具体例はこんな感じです。▼
こうすることで画面にメリハリが生まれ、重ね塗りが活きてきます。下の塗りが映えてくるので、透明感アップにもつながります。
髪や服で「あえて色を塗らない部分」をつくる
白抜きや色を薄くするというのも、透明感を出すために重要な要素だと思っています。
全て同じ色で塗り潰してしまうと画面がのっぺりした感じになってしまうので、画面の軽やかさや明るさを出すためにも「敢えて塗らない部分」をつくることは大切だと思っています。
「敢えて塗らない」部分をつくる時におすすめの箇所が、髪と服です。
理由としては、色をよく乗せる部分だからです。肌はあまり色が目立たないので、白抜きしてもあまり目立ちません(汗)
なので、濃いめの色の服や髪を塗る時は、意識して「敢えて塗らない」箇所をつくるといいですよ。
肌や服の影にブルー系を使う
私はよく、ブルー系の色を影に使っています。肌・服・髪にも仕上げの時はブルー系の色で影を付けていますね。
そうすることで奥行き感も演出されて、あと意外とブルー系の色は全体に馴染みやすいカラーな気がします。
ブルー系の色を使うことで、なんとなく神秘的な仕上がりにもなってくれるので、勇気のいる塗り方かもしれませんが何気に一番透明感アップの理由になっている気がします。
ブルー系の影を塗る時におすすめの色
ホワイトを活用する
目のハイライト以外にも、ホワイトは欠かせません。
例えばこんな感じです。▼
透明感アップのためのホワイトの入れ方は、髪の束と服の端や裾の方をなぞるようにして入れることです。
主線の上からなぞってしまうと主線が消えてインパクトが弱くなるので、主線の内側をなぞるようにしましょう。
透明感を意識した塗りをするようになった結果
こういったことを意識して塗るようになって、ある程度自分のイラストの個性というものが出来上がってきた気がします。
また、他のSNSでも塗りについてのお褒めの言葉や、嬉しいお言葉をたくさんいただくようになりました。
他にも、私の塗りや水彩のタッチなどを気に入っていただけ、そこからココナラ経由でイラストのご依頼をいただけるようにもなりました。
塗り方も個性のひとつ
以上、透明感UPの為の塗り方アレコレについてでした。
自分の絵に個性をもたせるためにも、塗りって一つの重要ポイントになると思っています。
当ブログでも散々ご紹介してきましたが、こちらの本は透明水彩の塗り方について詳しく書かれているのでオススメです。
私の塗りのもとになったと言っても過言ではありません。
透明感アップのためには紙も重要
発色の仕方によって見え方も当然変わってくるので、水彩紙についてはこちらも参考にしていただけると嬉しいです。
ホワイトワトソンとヴィフアール水彩紙の違いについて比較しています。
今回記事内で使用したイラストのメイキング動画あります
解説つきのメイキング動画です。
透明水彩でセーラー少女を描いてみた//Watercolor Painting
以上、参考になれば嬉しいです。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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