サクライ ブログ

漫画を描いたり、透明水彩で絵を描いたり。制作記録や絵のお仕事のことを発信中。

ATCサイズのイラストを描く時に気をつけていること3つ

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どうも、サクライ(@sakurai_39_39)です!


久しぶりにATCサイズのイラストを描いたので、私がATCなどの小さいサイズイラストを描く時に気をつけていること」について書いてみようかな~と思い、メモ程度に残しておきます。

小さいサイズの絵を描くのが苦手、描いたものの作品が味気なく見える…そんな方の解決のヒントになれたら嬉しいです。



まずはじめに!ATCとは?

まずはじめに、ATCとは"アーティストトレーディングカード"のことで、詳しいことは下記の通りです!

アーティストトレーディングカード/Artist Trading Cards(以下ATC)とは、主に欧米のスクラップブッキング愛好者やスタンプアーティスト、画家、イラストレーター、デザイナー、写真家などの間で近年盛り上がりを見せているハンドメイド作品です。
Artist Trading Cardsの頭文字をとって「ATC(エーティーシー)」と呼ばれています。

―――『.Too』より引用


サイズが2.5×3.5インチ(約64×89mm)とコンパクトで、手のひらサイズの作品になります。

①何か一つ(一か所)描き込む

ATCサイズやミニ原画(5cm×5cm)などのサイズで描く時、私は手や目に力を入れるようにしています。作品の中に手というモチーフを入れるだけで、顔だけのイラストに比べると画面に充実感が出る気がするのです(当社比)。



手を描くことで絵に動きやリアル感なども出るので、小さい作品にありがちな個人的問題「手抜きに見える、完成したものの味気ない」を回避できると思っています。


あとは、手のインパクトが弱い絵(位置的に手がほとんど見えないなど)や、そもそも手を描かない時は、目の塗りに気合と力を注いでいます。


小さい作品はどうしても、大きな作品に比べると描ける範囲・描き込み量が制限されてしまいます。全部をしっかり描き込むということは(私には)難しいので、手や目などの一部分をリアルに、かつ描き込むことで、物寂しくならないように気をつけています。

②線画に全集中する

1つめの話と似ている部分もあるのですが、線画をしっかり描き込むことで画面の充実感がアップして、作品の物寂しさが軽減される気がします。あとはやっぱり、線画が綺麗な絵って、それだけでなんか上手に見えるんですよね。見栄えがいい…。


ATCサイズなどは線画も細かくなってくるので、目かっ開いて描いてます(顔のパーツとかトレースまじむずい)。何気に、塗りよりも線画の上達についての勉強(研究?)の方が熱心かもしれません。笑

③色を統一する

これ、特にアートイベントなどに出品する時は特に意識しています。大きめの作品だと、人物などのモチーフを思い切りアピールできるのであまり気にしないのですが、ATCサイズなどはモチーフもあまり大きく描けないですよね。


なので作品の中のモチーフで勝負する(アピールする)というよりは、色を統一させて、ATC自体を1つのモチーフにする、というイメージです。



イベントなどでは、当然ですがたくさんの作品が飾られています。そうなるとどうしても、小さな作品というのは目に留まりにくくなります(近づかないとよく見えないですしね)。


なのでまずは目に留まりやすいように、色を統一させて小さなサイズをフル活用するようにしています。まあ自分の手元に置いて見る分には特に気にしないのですがね!

ATCサイズのイラストを描く時に気をつけていることまとめ

とまあこんなことを考えながら、小さい作品を描いています。初めは小さいサイズに不慣れで、「全然描き込めない」「せっかく描いたのに、何この手抜き感」と思うことも多かったのですが、他の方の小さいサイズ作品を見て、色々学ばせていただきました。


今では小さい作品を量産することが楽しいです。一緒に小さい作品づくりに励みましょう\(^^)/


それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!皆様すてきな創作ライフを~**



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